地域活性
新規事業
エネルギー地産地消 福幸モデル〜笑顔のセカンドライフ支援〜
宮城県に本社がある産業廃棄物関連の事業を行う会社で役員をしています。事業開発の部署の統括をする中で、アイデアを形にしていくことの難しさを感じていました。昨年、社長から全社員に向けて、本学に派遣する社員を募集するという話があり、立候補しました。
事業開発を進めるのに、事業構想の考え方は最適でした。産業廃棄物の分野は専門性が高く、業法という枠の中で事業を捉えがちですが、社業発展のためには、本業以外の視点やビジネスモデルを参考にする必要があると感じていました。本学の教員やゲスト講師は、ビジネス経験が豊富で最先端で活躍している方ばかりで、生きた話が聞けるのは魅力です。自分の視野が広がり、幅広い情報を収集する重要さを感じています。
授業では、院生が積極的に質問したり、意見をするので刺激を受けています。多様な考えや意見に気づくことができ、この1年間で自分の考えは一気に変わったと感じています。また、自分が何をしたいのか、「バックキャスティング」で考えるようになったのも大きな収穫です。
会社を代表して来ているので、本学での学びやここで得た考え方を社員にも伝えていきます。そして、多くの社員から活発に新規事業のアイデアが出て、それを形にできる会社にしていきたいです。
現在は福島県の事務所にいて、通学には3時間かかります。平日2日と土曜日で合わせて週3日通っていますが、移動中にも仕事はできるので、仕事との両立に影響はほとんどありません。これまで以上に、仕事にもメリハリがついたと感じています。
堀切 吉雄
(ほりきり よしお)
恵和興業株式会社 執行役員 事業開発本部 副本部長
東京4期(2017年修了)