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新規事業

製品さぽーとコンシェルジュ 「さぽこん」

 

ITサービス事業会社で企画を担当しています。成熟期を迎えているIT業界では、従来通りに顧客から求められるものを提供するだけでは、今後事業の成長を持続させることはできません。企画力やマーケティング力が一層必要とされる時代に、新しい事業を生み出す能力を身につけるために、社内の大学院派遣制度を利用して本学へ入学しました。

大学院では、あらゆる製品に付いている保証書の管理やユーザー登録を代行する、製品サポートに関するコンシェルジュ型サービスを事業構想として計画しました。消費者の身近な不便を解消し、企業側とのコミュニケーションを図る新たなプラットフォームとして事業を作り上げていきたいと思います。事業を通じて当社の理念であるお客様と価値創造を行い、夢ある未来を共に創っていけるように努めていきたいと考えています。

 

必要なのは「自分の構想にどう活かすか」という視点

本学の魅力は「クリエイティビティ」です。多彩なゲスト講師、教授の話からは、物事の考え方、情報、知識などの溢れるようなアウトプットがあります。しかし、ただ単にその話を聞いて感心するだけでは、何かを得ることはできません。授業では常に、「自分の構想にどう活かすか」を意識しました。

これまで知り得なかった領域の話や考え方は、視野を広げ、物事の見方を変えることができると学びました。通常の業務では、自社の専門領域の情報に偏りがちですが、異業種の事例を自身の事業に置き換えて考えると新しい切り口が見つかります。たとえば、生物の構造や発達などのアカデミックな話も視点を変えるとビジネスに活用できる要素が多くあります。そのようなクリエイティブな考え方を学び、実践する場が本学です。また、院生同士は頻繁に、授業課題や互いの構想についてアイデアを交わしています。ほかの院生の発想、考え方の違いから、新たな発見や気づきを得ることが沢山ありました。

企画にはクリエイティビティが重要ですが、書籍を読み、インターネットで調べるだけでは限界があります。授業ではさまざまな分野の知見を持った教員やゲスト講師の話を聞き、ゼミでは院生から意見や助言をもらいながら「さぽこん」の事業構想計画を練り上げました。今後もいろいろな領域の情報や考え方を広い視野で聞き、事業に活用していきたいです。

 

梅山 芳史

梅山 芳史

(うめやま よしふみ)
SCSK株式会社 ビジネスサービス事業部門事業推進グループ営業推進部
東京2期(2015年修了)