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インタビュー動画

現役院生

日常から飛び出し視点を180度変える事業構想

 

 

〈プロフィール〉

鈴木 隆行さん

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

仙台校2023年度入学

 

 

自分に足りない発想法や着眼点を学びたい

 

鈴木さんは、自社の事業が、通信回線の構築や端末の提供を通じてインフラを整備することから、それらのインフラを通して顧客に業務の効率化や新規ビジネスの提案を行うことへとシフトしつつあるなかで、従来の仕事のやり方を大きく変えていかなければならないことを痛感していたという。そんな折、上司から「事業構想大学院大学に通ってみないか」と声をかけられ、通うことを決めた。

2022年に仙台校が開講したのと同時にスタートした、東北地域の課題を発見し、新事業を構想できる人材の育成を目指した「次世代みちのく地域イノベーター養成プログラム」の最終報告会も聴講したという鈴木さん。「参加者一人ひとりが自らの事業アイデアをパートナーの方々とアライアンスを組みながら実現させていくプロセスと熱い思いを目の当たりにした」ことで「事業構想大学院大学に通うことで自分に足りない発想法や着眼点、事業推進していくスキルを学んでみたい」と大いに触発されたという。

 

実務に基づいた話だからこそ説得力がある

 

入学してまだ日は浅いが、「講義の内容は期待していた通りでした」とこれまでの印象を語り、「バックボーンや環境が異なる院生と話をする中で、会社では触れられなかった考え方に触れることができ、日々刺激を受けています」と付け加える。さまざまな考えや経験に触れたいとの思いから10の講義を受講しているという鈴木さん。その中でも田浦俊春客員教授の「イノベーションの発想」は鈴木さん自身の発想法の制約を解き放つことに役立っている。「田浦先生は、現状の延長線上ではないところにイノベーションは生まれると言われます。私自身は、どうしても過去に経験したことでしか発想できずにいたので、全く関係のないものの組み合わせの中から発想するトレーニングを新鮮に感じながら学んでいます。そうした発想の訓練を日頃から積んでおくことで新しい事業の構想が生まれてくると思うので、今後イノベーションの種が見つかればよいなと思っています」

また、早川典重特任教授、佐藤秀之客員教授の授業も学びが多いという。「早川先生からは知を生かす手法、佐藤先生からは世界を見据えた視野を学んでいるのですが、お二方とも三井物産のご出身で、すべて実務に基づいたお話をしていただけるので非常に説得力があります。せっかく良いアイデアを持っていたとしても、それを収益化できなければ事業として成り立たないので良い学びになっています。入学前から事業構想大学院大学には実務家の先生が非常に多いことが特長だと聞いていましたが、まさにそれを実感しています」

 

すべて対面で受講し、仕事と学びのメリハリをつける

 

1週間に10コマの講義を受講するとなると仕事とどう両立しているのかも気になるところだが、鈴木さんはすべての講義をオンラインではなく対面で受講することにこだわっているという。「会社のどこかのスペースを使ってオンラインで講義を受けようと思えばできるのですが、仕事のことが頭から離れなかったり、急にやらなければならない仕事が発生した時についついそちらが気になってしまい、どっちつかずになってしまいそうなのであえて対面で受講するようにしています。何より、リアルで参加する皆さんと一緒に意見を交わしながら受講をしたいという気持ちが強いので。会社での仕事は17時半の定時を過ぎたらすぐに学校に行ける環境を職場の人たちにつくっていただいています。仕事、学びそれぞれメリハリをつけることができているので非常に感謝しています」。

どのような事業を構想していくかについてはまだ考えが固まっていないという鈴木さん。「会社の中で生かせる事業を構想してきたいと考えてはいますが、自社の持つアセットに固執して事業を構想するだけでは従来の業務から抜け出せないので、今後の授業での学びを生かしながら構想を考えていきたい」と話す。

「まだ数カ月しか受講していませんが、日常の業務の中では学べないことがたくさんある場所だということを実感しています。仕事をしながら平日の夜、土曜日を使って学校に行くことに対してはハードルが高いと感じるかもしれませんが、そこはなるようになるさという気持ちでぜひ飛び込んでみてください。私自身、飛び込んでみて良かったと思っていますし、今後も両立することは厳しいなと感じることはあると思っていますが、それを乗り越えて得られるものが確実にあるだろうとも思っています。本学の入学を検討される皆さんは、丁寧な説明会や事前に雰囲気を見学できる機会もあるので、まずは実際に学ぶイメージをつかんでみて、ぜひ踏み出して欲しいです。」と話す。

 

 

鈴木 隆行

鈴木 隆行

(すずき・たかゆき)
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
仙台校2期生(2023年度入学)