MENU CLOSE
  1. ホーム
  2. /

  3. 院生・修了生
  4. /

  5. /

  6. 海外受講の強みを活かし 学びを実践にうつす

インタビュー動画

現役院生

海外受講の強みを活かし 学びを実践にうつす

〈プロフィール〉

宮川 透さん

株式会社NTTデータ

福岡校2023年度入学

 

大学卒業後、2012年に株式会社NTTデータに入社。法人分野にて放送業界向けの顧客営業に約7年従事した後に、ベトナムにて決済サービスを提供しているグループ会社のVietUnion Online Services Corporationに出向。現地にて日系・グローバル顧客向けの営業や新規事業創出を担当している。

 

 

 

 

新しい事業を考えるための土台から学びたい、と入学

 宮川さんは現在、ベトナムでノンキャッシュペイメント事業を手がける会社に勤務している。ノンキャッシュペイメントとはクレジットカードやQRコードをはじめとする現金を使わない決済サービスのことで、現地に進出している日系企業やグローバル企業を中心に、ノンキャッシュペイメントのサービスをサポートする事業に携わっている。

現地の会社に赴任して5年目になるという宮川さん。当初1、2年目はベトナムの商習慣や文化に慣れるまで必死だったというが、「現地のマーケット状況をおおよそつかむことができた現在は、ノンキャッシュペイメントを活用した新事業の企画にも携わっている」という。「ベトナムという今後成長が期待されるマーケットで、現地の人々の熱気、エネルギーを感じながら新しいことに挑戦できることにワクワクしています」と話す言葉から仕事に対する充実感が漂ってくる。

 会社で新しい事業を考える立場になって、その土台となるマーケティングやファイナンスなどの知識を体系的に学びたいと思うようになり、大学院への進学を考えたという宮川さん。「海外のMBA スクールも選択肢として考えましたが、具体的に新しい事業を作っていくという自分のやるべきことにマッチした内容に沿ったカリキュラムに惹かれ、事業構想大学院大学を選びました」と話す。

 

ディスカッションを通して知識が体に染みついていることを実感

 実際に受講してみて「すごくよかった」と感想を語る宮川さん。「自分に足りていないと思うテーマの講義を選んで受講することができ、そのテーマの基礎力がついていっていることを感じています。また、演習型の講義が多く、受講生の皆さんとディスカッションするプロセスを通して自ら考え、意見を出すことによって知識が体に染みついていく実感が得られています」。

講義はベトナムからオンラインで受講しているが、平日の講義は現地時間のおおよそ17時~20時に行われるため、帰宅前に講義を受けている。帰宅後は3歳の子どもと一緒にご飯を食べ、お風呂に入る時間を大切にし、その代わり朝早めに起きて、出社前に課題を済ませているという。「当初は子どもを早く寝かしつけてから夜のうちに課題にとりかかろうと思っていたのですが、切り替えが難しいことに気づき、途中から朝型に切り替えました。今後の自分のビジネスに生かすためにどん欲に学びたいという気持ちが強いので、忙しくはなっていますが全く苦に感じることはありません」。約30分の通勤中でもビデオ講義を見返すこともあるそうで「復習したいとき時間を有効に活用するために1.5倍速で聞ける機能も活用しています」。 

 オンラインのみで受講することについては「授業を配信する大学院側の設備の品質が高く充実しており全く問題は感じませんが、帰国した際に実際に対面で受講したときには情報量が圧倒的に多く、先生、受講生ともコミュニケーションがより取りやすくなると感じたので、たまに対面を挟むことができればそれが理想かなとは思います」と語る。

 

 

「学んだことをさっそくビジネスに生かしています」

一方でオンラインのメリットについては「オンライン型で受講する場合、所属校の講義だけでなく他の校舎の講義を選択することができるので、より自分の関心あるテーマ、講師の講義を受けることができ、また各地の受講生とリレーションシップが築けることも刺激的です」と語る。

例えば、東京校の松永エリック・匡史特任教授が担当する「クリエイティブ発想法」もその一つ。「私自身も大好きな音楽のルーツに触れながら、マイルス・デイヴィスやマイケル・ジャクソンが音楽界でどのようなイノベーションをもたらしたかを学ぶことができます。一見するとビジネスとは関係なさそうに思えますが根底ではつながっていることがわかり、目の前の自分のビジネスにも役立てることができています」。

また、大阪校の福田 卿也教授の「コミュニケーション戦略」の講義については「広告代理店の第一線で活躍されている先生から、会社や事業のコンセプトの作り方や、キ―メッセージやタグラインの考え方、さらにはメッセージを伝えるためのコミュニケーションの手法について、実際のケーススタディを用いながら考えることができ、さっそくビジネスに生かしています」と話す。

 今後は「講義で得られたファンダメンタルな要素を、現地のマーケットでどのように生かしていくかを考え、新しい事業のアイデアに結び付けていきたい」と意気込んでいる。

 

 

宮川 透

宮川 透

(みやがわ・とおる)
株式会社NTTデータ
福岡校6期生(2023年度入学)