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    信じている未来に向け、本質に一歩ずつ近づく

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現役院生

理想の未来をともに考えてくれる教員と仲間に恵まれ
信じている未来に向け、本質に一歩ずつ近づく

 

 

 

〈プロフィール〉

木村 明日香さん

株式会社ATTRICE 代表取締役

東京校2023年度入学

2つのテレビ局でアナウンサー、ディレクター、記者に従事した後、大手衛星放送局の広報・宣伝業務を経て、株式会社ATTRICEを創業。法人向けの企業研修と広報PR支援を主軸に事業を行っている。 

 

 

世の中にある課題を自分で解決したい、と入学を決断

アナウンサーとして働いた経験を生かしコミュニケーションやマナーなどの研修事業とメディアPRコンサルティング事業を柱とする会社を立ち上げ、事業を順調に軌道に乗せている木村さん。ただ、アナウンサー時代から現在までを通じて、本来自分がやりたいことができているのだろうかという違和感が常に付きまとっていたという。「アナウンサーや記者、PRの仕事を通して、世の中で認知されていない社会課題やもの、サービスについて、それらをどのように伝えたらより多くの人に知ってもらえるだろうという思いで取り組んできました。それはそれで、多くの人に喜んでもらうことができたのですが、常にだれかが生み出したものを伝えているだけで、自分では何もできていない、ともやもやした気持ちを抱えていたんです。そこで、今度は自分が主軸となって世の中にある課題を一つでも解決していきたい、何かを生み出していきたい、と強く思うようになりました」。

取引先の経営者と話している時にそのような思いを伝えたところ、自分のやりたいことがぼんやりとは見えてきた。その未来をどう作っていけばよいのかわからないという話をしたときに勧められたのが、その経営者も以前に通っていた事業構想大学院大学だったという。「MBAを取得した方がよいのかとも悩んだのですが、わたしは何もないところから作っていきたいと考えていたので、自分にはこちらが合っていると思えたんです」

 

 

理想の未来をともに考えてくれる教員と仲間に恵まれて

事業構想大学院大学に入学したとき、事務局の担当者から「先生に面談の予約を取って積極的に話に行った方がよいですよ。雑談でもかまいませんから」と言われ、「そんな雑談なんて」と思いながらある先生と面談をしたところ「まさに雑談のなかから、あなたの大切にしているものってこれじゃない?と見つけてくださって、そこから考えが深まり、衝撃的でした。プロフェッショナルの先生方がしっかり向き合ってくださり、一緒に理想の未来を考えてくださることがありがたいなと思いました」

入学して半年余りが経った。授業はスピード感を持って進み、教員によって授業の進め方も異なる。一方的に講義を受けるだけでなく、教員、他の院生との対話の中で自分の考えを掘り下げていくプロセスも新鮮だ。「入学する前はついていくのが大変なのではと不安だったのですが、今は、苦しいより楽しいが勝っています」といきいきした表情で語る。

ゼミでは、ゼミ生同士でグループになって何もないところから事業構想を作っていく授業を経験した。「背景も、考えていることも違うメンバーで構想していくんです。6人のメンバー中たまたま3人が犬を飼っていたことから、犬との共生をテーマにした事業を構想したのですが、問題点を発見するために相手に寄り添ったり、構想にたどり着く過程でアイデアの着想の仕方に驚いたりで、自分の中にすごく落とし込むことができました。そこで体得したことをすぐに自分でも行動に移してみたくなるほどでした」

授業を共に受けている院生の仲間からもたくさんの刺激を受けているという木村さん。経営者人生を終えて第2の人生に踏み出そうとしている人、現役の経営者、会社員…。「普段仕事で接する人たちの世界は限られているのですが、ここでは育ってきた環境も違うし、活躍されている分野ジャンルも違う方たちと接し、対話をすることができます。皆さん他者に対して想像力が深く、本質の部分ですごく共感できるんです。安心感のある環境だからこそ率直にいろいろな意見を言い合うことができますし、皆さんが本当にその人の生きたいことに真剣になって自分以上に真剣になって考えてくれるんです。生涯付き合いたいなっていう仲間ができて、それだけでもここに入ってよかったなと思っています」

 

 

 

信じている未来に向け、本質に一歩ずつ近づく

事業の種は木村さんの中で温めている。「不妊治療や更年期対策などのフェムケアはキャリアや生き方と密接に関わってきます。フェムケアとキャリアを掛け合わせて女性にとって選択肢が増えるような社会を実現できたらと考えています。ただ、先生からは、ジャンルに絞るな、小さくまとまるなと、言われていまして…。入学以来、先生からは、それって本当にやりたいことなの?と何回も聞かれました。その度に自分でそうなのかな、違うのかなと不安になりながら、どう思う?と他の院生に聞いて、考えて、またぶつかってを繰り返ししています。でもそのプロセスを通して本質に近づいている感じはしています」と手応えを感じている。

「事業構想には正解はなく、ただみんながそれぞれの生きたい未来を信じているところからそれは生まれる」いう教員の言葉に大いに刺激を受けたという木村さん。「私はどういう未来を信じたいのか、自分の理想をここでとことん追求してみようと思っています」。いつかたどりつけるであろう理想の未来にワクワクしながら前に進んでいる。

 

 

 

木村 明日香

木村 明日香

(きむら・あすか)
株式会社ATTRICE 代表取締役
東京校12期生(2023年度入学)