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インタビュー動画

現役院生

インプットとアウトプットを繰り返し構想を磨く

 

 

〈プロフィール〉

柳井さん

採石業

福岡校2023年度入学

 

2016年、北九州市で港湾用石材の製造、販売、運搬を行う採石業の会社に入社。現在は常務取締役を務め、社長を務める父親の事業承継予定者として日々、勉強中。

 

新事業の開発が必要不可欠、と入学を決意

 柳井さんが働く会社は、港湾用の石材を製造、販売し、海上運搬までを行っている。また、グループ会社を6社保有し、最高品質の御影石を使ってモニュメントをつくる会社もあり、そこではスカイツリーにあるモニュメント用の石も手がけたという。事業承継予定者として日々勉強中という柳井さんは、将来を見据え、「現在の事業を発展させていくだけでなく、新事業の開発が必要不可欠」と考え、日々アイデアを巡らせている。

そんな折、後継者向けの勉強会に参加した際、そこに参加していた事業構想大学院の講師、大学院生、スタッフと話をする機会があり、興味を持ったという。「先輩院生の方が、目をキラキラさせながらパワフルに話す姿を見て、非常にエネルギーを感じました」と、その時のことを振り返る。入学時にはその先輩院生は卒業してしまったものの、その時のご縁で現在も交流が続いているという。

 

インプットとアウトプットを繰り返し構想を磨く

入学し、講義を受けてまず刺激を受けたのは、発想法を鍛える授業だった、と柳井さん。「イケおじバー、を開くならというテーマで構想を練りました。発想って感覚的なものだと思い込んでいたのですが、さまざまな分析法を使って物事を考えていく過程を通じ、従来の凝り固まった発想の枠が外れ、自分の可能性を感じることができました。眉間にしわを寄せて考えるのではなく、お菓子を食べながら構想するというのもとても良くて、くだけた雰囲気の中からさらに良いアイデアが生まれてきました。授業が終わった後は毎回ぐったり疲れるんですけど、発想法が楽しく身についています」。

入学して以降、自分の頭の中で考えを巡らせていたことを実際に文章に起こす習慣がついた。そして、文章にまとめた考えをアウトプットし、大学院の仲間と共有している。「インプットとアウトプットの繰り返しをすることで、自分のアイデアがどんどん具体化し、磨かれていくのがわかって、自分自身の成長を感じています」。

当初は、採石場の跡地利用で新事業開発の構想を練るつもりでいたが、地域活性をテーマにした講義を受け、現在は、地域おこしのアイデアをかたちにすべく動き始めているところだ。具体的には、地域の人口減少を少しでも緩やかにできるよう、地域の人たちと協力して行うプロジェクトを考えているという。「まだ中身を詰めていくのはこれからですが、卒業をするまでには、完成度の高いプロジェクトに仕上げるつもりです」

 

 

考えるよりも行動を、の習慣が身につく

「同期の仲間と話していると皆アイデアをすぐに実践に移す行動力に圧倒されるんです。皆さんに刺激を受けて、私も考えるよりもまず行動を起こすようになりました。行動に移すための人脈も仲間とのつながり、縁で広がっていることがありがたいですね」

社会に出て約10年。その間、自分の成長につながる場に積極的に参加してきたという柳井さん。「そのなかでも、どこで何を誰と学ぶかという選択一つで、自分自身の成長が左右されることを実感しています。事業構想大学院大学で得た、これまでとは全く違うものの見方と、知識をたくさん取り入れながら自分の構想をアウトプットしどうブラッシュアップしていけるのかを考えるとワクワクします。会社を通して、地域、社会にしっかり貢献していきたいと考えています」。

 

 

柳井

柳井

(やない)
採石業 常務取締役
福岡校6期生(2023年度入学)