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インタビュー動画

現役院生

刺激的な大学院生活 地域の課題を解決する仕組みづくりを

 

 

〈プロフィール〉

拝崎 麻衣さん

福岡校 2023年入学

株式会社西海クリエイティブカンパニー 取締役

 

モヤっとした思いをクリアにする場

 「事業構想大学院大学へは、明確にこれがしたいという目的を持って入学される方もいれば、何をするかまでの具体的なイメージまでは持っていないけれども受講しながらそれを探しに来る方もおられると思います。私はどちらかというと後者。モヤっとした思いを先生や学生の皆さんに意見をいただきながらクリアにしていくことができる場だと感じています」。そう語るのは、家業の飲食店と、地域商社「西海クリエイティブカンパニー」の複業で働く拝崎さん。

地域商社は「干物からAIまで」を合言葉に「まちのお役立ち会社」として事業者のデジタル活用からブランディングまで幅広い支援を行っている。拝崎さんはブランディング&マーケティング部を担当し、地域にある4漁協などの事業をサポートしている。「もともと市内には事業をサポートをしてくれるような会社がなく市外に仕事をお願いしていたところが多かったので、地域で受け皿をつくろうと6年前に設立しました」

 西海市の人口は2万5千人を切り、地域課題を多く抱えるなか、創立以来さまざまな相談が寄せられるようになったという。「これまでは自身の社会人経験を生かしながらビジネスプランの立案や提案を行っていましたが、事業規模が大きくなり依頼内容も多様化するなかでもっと知識を深めクライアントに寄り添った提案や事業展開ができればと思っていました。事業構想大学院大学の専門性の高さと実践的なカリキュラムを通じて、課題解決に必要なスキルを身につけらるのではと感じ、志望しました」と話す。

 

だれ一人知らない環境だからこそ開き直れる

 入学して授業に参加してみると、世代も業種も異なる同期生の仲間がそれぞれ明確な目標を持っていることに圧倒されたという。「ぼんやりとした目標しか持っていなかった私は正直なところ焦りを感じています。でも日々刺激に満ちています」と充実した表情で語る。

 授業の内容については、「いろいろな事業を経験されてきた講師の方が多く、教科書的な知識だけでなく、現場の実践に裏付けられたお話が聞けることがとても面白いと感じています。何より、好奇心を刺激される授業が多く、高いモチベーションでい続けることができています」と語る。

 同期の仲間との交流にも積極的に参加している。「もともと人見知りで、人間関係を構築することがたまにきつくなったりすることもあるくらいなのですが、だれ一人私を知らない環境だからこそ逆に開き直って、振り切っています。人前で話すことも得意ではないのですが、発表することでいただけるフィードバックはとても貴重で勉強になっています。授業でも自分から手を挙げて発言する方ではないのですが、意見をしやすい環境をつくっていただけるので入学前よりは議論に参加できるようになりました」と自身の変化に手応えを感じている。

 

地域の課題を解決する仕組みづくりを

 そうした行動力の甲斐もあって「地域活性」の授業では、フィールドワークの場として講師、受講生とともに西海市に来てもらえることになったという。「私が西海市の話をしたところ皆さんに興味を持っていただけたようでそれがまずうれしかったです。第3者の視点であらためて西海市の現状について率直に意見をいただけることを楽しみにしています」と語る。

 「高齢化が進み、人口が減っていく中でも、西海市にかかわってもらえる人を増やし、地域の課題を解決できる仕組みをさらに整え、住む人にとっても、訪れる人にとっても面白いまちにしていくための土台を築くことができればいいなと思っています」と、これからもどん欲に授業に参加し、視野を広げていこうとしている。

 

 

拝崎 麻衣

拝崎 麻衣

(はいさき・まい)
株式会社西海クリエイティブカンパニー 取締役
福岡校6期生(2023年度入学)