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    会社、グループを巻き込む事業構想を

インタビュー動画

企業派遣として入学
会社、グループを巻き込む事業構想を

 

<プロフィール>
麻生 陽介さん
JR九州システムソリューションズ株式会社
福岡校 2023年度修了

JR九州グループのシステム開発・保守を担うJR九州システムソリューションズ株式会社で、JR九州のWEBシステムの開発、運用、保守を担当するほかプロジェクト管理を担っている。

 

会社派遣でこれまでに7人が修了

 JR九州システムソリューションズは、JR九州グループのシステム開発・保守を一手に担っている。「これまではJR九州のグループ会社をお客様にしながら成長し続けることができていましたが、今後の発展を考えるとグループ以外のお客様を獲得し、幅広く事業展開を考えていく時期に来ています」と麻生さんは会社の事業が転換点を迎えていることを強調する。麻生さん自身も、会社で新たな事業を考えていかなければいけないと考えていたタイミングで、会社から事業構想大学院大学へ社員を派遣するという知らせがあり、手を挙げたという。同社からは、福岡校が開校して以来すでに7名の社員が事業構想大学院大学を修了しているという。

麻生さんは、途中2年間の休学期間をはさんで復学したため、入学時とは異なる期の院生と主ゼミを共にしたが「皆さん温かく迎えてくださって、私の事業構想にも対してもたくさんの意見をいただきながら構想をより具体化し、幅も広げることができました」と語る。また、主ゼミでは、リサーチのために同期生とともに専門家に意見を聞きに行く機会もあったという。「同じ課題感をも持つ4人の同期生と訪問したのですが、自身の事業構想にとって有意義な気づきが得られただけでなく、同期との結束力も強まりました」と満足げに語る。

 

常に「WHY」を考えるクセがついた

「事業構想大学院大学でさまざまな考え方、知識に触れたことによって、自分自身が何かを決める時に、なぜそれを採用するのかと常にWHYを考えるクセが付き、お客様に提案するときも、それによってお客様にどのような価値を提供できるのかを考えられるようになりました」と収穫を語る。また、当初はプレゼン一つとっても非常に緊張していたが、発表する機会を何度も経験したことで落ち着いて発表できるようになったという。「お客様にとって価値のある事業の提案をする際にも、投資費用はかかっても長い目で見れば必ず売り上げに貢献する、というようにうまく説明できるようにもなりました。社会人になってから学ぶチャンスはなかなかないもの。はじめは自信がなくても周りの方が何かしら助けてくれます。臆するのではなく自信を持って発言することの大切さにも気付くことができました」と自身が感じることのできる数々の成長に手ごたえを感じている。

 

会社、グループを巻き込みながら事業構想を具現化

麻生さんは事業構想で、JR九州グループの鉄道以外の事業である不動産、飲食などのグループ企業を通して新しい事業を生み出すことをテーマに掲げた。自身のさまざまな経験と会社の資源を組み合わせることで、構想は具体化していった。「私自身、旅行や出張で遠方に出かけた時に疲れやすいと感じることが多いのですが、そのときに休憩する場所があればよいのにな、といつも感じていました。それは東京でも博多でも同じことが言えます。例えばJR博多駅の中にも空きスペースがあるので、それを有効活用し、仮眠、休憩ができる個室のパーソナルラウンジを作れるのではないかと考えました」。実際に構想をグループ会社にぶつけたところ、前向きな回答が得られ、現在は事業の具体化に向けて準備を進めているところだという。

 事業構想を実際に実践していくなかで現れつつある自身、周囲の変化に確かな手ごたえを感じているという麻生さん。「私が構想している事業に関して、まったく関係ない部署の社員からも仮眠や睡眠についての資料を提供してもらうこともあります。そのほかにも、多くの社員から事業計画に対して意見、アドバイスをいただけるなど協力をしてくれる人が多いことをうれしく感じています。事業構想を実現していくなかで別のグループ会社の方とも知り合うことができネットワークが構築できた点も私にとっての大きな財産です」

 

 

麻生 陽介

麻生 陽介

(あそう ようすけ)
JR九州システムソリューションズ株式会社
福岡校3期生(2023年度修了)