

事業承継プログラムでは、事業承継者として持つべき心構えから、承継すべき理念や、経営資源を理解し、承継後の理想を構想します。
先代の遺伝子を継承しながら、社会を変革する事業を構想する「事業承継構想」を立案し、組織を巻き込み、実行、実現する人材に必要な
基本的な知識と専門スキルを習得します。
激変する社会環境の中、日本の中小・零細企業は「事業承継」という壁に直面しています。親族間の承継や、親族外の第三者承継。
計画的な承継活動を怠れば黒字のまま廃業することも。
しかし法務や税務関係の書類の提出だけでは、事業の本質的な価値は承継されません。
次期経営者は、先代の理念や経営資源を受け継ぎ、事業を成長させるための変革を期待されます。
事業構想大学院大学は、高い経営分析力と事業構想力を兼ね備えた、事業承継者を養成する「事業承継プログラム」を開設します。
経営者としての心構えを身につけ、「事業構想サイクル」の概念と手法を学び、承継後の「事業構想計画書」を策定する。主要教員からの講義はもちろん、本コースの院生たちとディスカッションを重ね、お互いの実践知を磨く場。
次期経営者の承継対策と、承継後の事業を構想するプログラム、開講します。
※ すでに承継する企業・事業が内定している方だけでなく、承継者探しをしている経営者に、事業構想をプレゼンし、それを突破することが求められる方など。
事業承継とは、事業を受け継ぐだけではなく、創業からの理念や実績、従業員、技術などの経営資源を理解し、成長のための変革を進めることです。まずは経営者としての心構えを身につけ、事業構想サイクルの概念と手法を学びます。
事業承継の後、事業が既存のマーケットの常識にとらわれずにさまざまな業種
から着想を得て、新たな事業構想を描くことが重要です。
事業承継の研究者からケーススタディを学ぶのはもちろん、現役の事業承継者・事業構想修了生である承継者をゲスト講師に招聘することで、生きた承継時の課題と克服策、構想実践について理解を深めます。
いかに受け継ぎ、変革させるか。顧客開拓や組織マネジメントを含め、事業承継における構想案を6ヶ月で策定します。終了後、構想案をそのまま経営に活用いただけます。さらに、構想計画まで策定したい場合は、修士課程に転入も可能です。
承継者のみを対象とした講座は珍しく、多くの承継者とのネットワークを構築できます。また、受講生同士のみならず、事業構想大学院大学の修了生、ゲスト講師などとのネットワークも構築できます。
事業構想大学院大学は、院生にプロジェクトデザインの基礎と応用を体得させ、事業構想をより実現性をもった計画書へと落とし込むための能力を身につけさせるための組織的な教育の実施を行います。 具体的には、事業構想の知見を体系化した「事業構想論」を基盤とし、事業構想の綜合的理解と事業構想を構築していくための基礎を形成する基礎科目、事業構想の流れを一通り実践的に学ぶ専門科目、事業構想を構築する方法及び事業構想を実現可能にする方法の研究を行う展開科目、事業構想を具体的に構築して「事業構想計画書」に落とし込む実践的なトレーニングを行う演習を実施します。
本学は、公益財団法人大学基準協会の大学認証評価(機関別認証評価)におきまして「適合評価」を受けております。大学認証評価は、学校教育法ですべての大学が定期的な受審を義務付けられている第三者による客観的な評価です。
高度な事業承継者を養成することを積み重ねることによって、社会的にも経済的にも価値の高い企業の廃業を食い止め、また、組織内に存在する潜在的な価値を顕在化させ、事業と組織と社会の進化を牽引し、日本経済の根幹を担う企業に質的に成長させることのできる、「事業承継構想」力を持った次期経営者を育成します。
事業構想大学院では、開学以来8年間に264名の修了生を輩出し、新規事業開発や起業を強力に後押ししてまいりました。そこで培った教育ノウハウと、さらには、経営者や自治体、メディなどの豊富なネットワークを活用し、変化の激しい社会・市場のなかで、高い経営環境分析力と、事業構想力とを兼ね備えた、高度な事業承継構想を策定する者を養成するために「事業承継構想プログラム」を開設します。
一般の大学院の経営学修士課程では、学生は経営学の一通りの専門的なスキル修得を目的とした講義を聴き、膨大な書籍や論文を読み、レポートを提出し、発表をするといった受け身の姿勢で勉強を行っていきます。
事業構想大学院で学生が取り組むのは、与えられたテーマではなく、あくまでも自身あるいは自社の事業構想の研究を行い、実現可能な構想計画に
落とし込むこと。その研究過程の中で、必要と思われる経営学や専門分野の知識を自ら身に着けていくのです。
MPDは、新規事業を構想し、実践する人材を育成します。5年、10年と成果が出るのに時間がかかるような事業を育成することも企業の長期的な存続には不可欠な思考です。継続できる事業は、社会の一翼を担うものであり、利益は社会や市場の評価として表れます。
事業構想大学院大学の講義や研究の中で、常に最も基本的な事項として問われるのは、事業における理念や存在意義です。そこには、どんなに収益性の高いビジネスであっても、社会の一翼を担うものでなければ、継続性はなく、事業とは呼べないという考え方が根底にあります。
*事業構想大学院大学 院生・修了生の声となります。
守島 亜季 医療法人社団つむぎ会 守島医院 院長・理事長(医師)
東京4期(2017年修了)
6年前に先代の父から事業を承継し、クリニックの院長を務めています。患者さんやご家族にとって質の高い良い医療を行っていくためには、経営者としてクリニックの運営を一定の水準で維持することが必要であると考えています。これまでは経営学について腰を据えて学ぶ機会はありませんでしたが、経営者としても学びを深めたい一心で、実践的な経営力を身につけられる大学院を探しているなかで本学に出会いました。
複数の大学院を見学し、本学を選んだ理由は、事業や経営を「デザインする」という考えに共感をしたからです。経営では利益を上げることが必要ですが、単に収益を伸ばすだけでは思い描く理想や志を真に叶えることはできないと感じています。経営上の理想と現実の乖離を埋めながら、理想や志を軸に収益化を目指し、継続できる事業として立ち上げるために必要不可欠なものが、自分自身の志の根底を支える事業構想だと思います。
本学で多職種・多業種の教員や院生の意見を聞きながら、思い描く理想に色付けをし、構想として膨らませていく。教員に教えていただく受け身の姿勢ではなく、新しい観点や価値観を自分自身で培っていく。それを実感できるのが本学の魅力だと感じます。
2年次では演習科目が始まり、2名の教員の演習を受けることができます。演習は少人数制で教員との距離も近いので、1年目とはまた異なる新たな視点で意見を聞くことができ、密度の濃い時間を過ごしています。
私は「事業承継者」であり、また「地域の活性化」の一端を担いたいという想いが背景にあり、本学の院生の対象者の2つに当てはまっています。現在はクリニックを拠点とし、医療のみならず、地域の皆さまの生活や人生を豊かにサポートできるような事業構想を考えており、構想計画に落とし込む段階にきています。本学で学ぶことを一つ一つ自分の糧にしながら、理想を形にできるような構想を練っていきたいと考えています。
岡部 美楠子(8thCAL 代表取締役社長 シェルホールディングス 代表取締役社長
シェル商事 代表取締役社長) 事業構想大学院大学 4期生(2017年度修了)
父親の創業した会社を承継後、「新しいことに踏み出す」べく、大学院への進学を決意。2年間の院生生活でまとめたアイデアを基に、多様なパートナーとの連携を築いていった。「人と自然が共生する未来を創りたい」と語る、想いのルーツとは何か。
岡部美楠子氏は父親が1960年に創業した害虫駆除会社「シェル商事」を2010年に事業承継し経営を担い、2018年12月に「予防」の観点での環境コンサルティング・啓蒙活動・研修・商品開発等を主な事業とする8thCAL株式会社を設立した。その動機を次のように語る。
「父から受け継いだ"都市の衛生環境を守る"という企業使命を果たし続けるには、これまでのように殺虫剤を使用しての駆除作業という手段に頼っていて良いのだろうか、害虫駆除の現場では、清掃状況によっては虫やその他の生き物を意図しないまま誘引している可能性があるのではないだろうか、といったある種の違和感を抱えていたものの、具体的な解決方法の開発に着手できないまま事業承継後の経営に邁進してきました。また、害虫駆除の分野では法令により定められた業務や作業が多いため、事業としての安定感がある一方、根本的な環境改善や予防対策をせずに殺虫剤を使用し続けてしまうと、環境に悪影響を及ぼし、薬剤耐性個体を増やしてしまうといったリスクがあるかと思います。このように違和感を抱く現状を打破する段階にきていると感じていたのです」
新しいことに踏み出すべく事業構想大学院大学への入学を決意。岸波宗洋教授の下で、自身の「存在次元」を掘り下げ、「違和感」の根源に立ち戻っていった。そこでたどり着いたのは、人が自然の一部として存在し、他の生き物と共生することができる社会を創りたい――という想いだった。
2年間の大学院生活は、「時間を掛けた対話の場」だったと語る岡部氏。
「社会人になると『対話』の機会を持つことが限りなく少なくなると感じていました。他方で、自分が事業に取り組む明確な意義が見つけられずに、どこか気持ちが塞ぐこともありました。大学院では自分の想いや実現したい未来について安心して話すことができる教授陣や同期と出会い、対話を重ねることにより、自分が全身全霊でこの事業に取り組む意義・存在次元を見つけることができました。現代の人間の叡智やテクノロジー・建築技術などをトータルで駆使することができれば、理想的な環境を創ることが可能となり、人間の生活環境に他の生き物を誘引することを防げるのではないだろうかという仮説を立てました。これは地球上で各々の生物がすみかを棲み分けて共生するような『ゆるやかな境界線』をデザインしていくということです。自分自身も2児の母として、今後子どもたちが生きていく『今より一秒先の未来』を少しでも善くするために、力強く邁進していこうと思います」
8thCALは、環境コンサルテーション・啓発・研修・商品開発を軸とする。
「害虫駆除は、薬による駆除という方法だけでなく、昆虫の生態や行動といった学術的な視点・科学技術を含むテクノロジーを駆使し、建築物や街のデザインを工夫することで、その侵入を防げられる可能性があります。8thCALは、そうした未知のアプローチを模索していきたいのです」
公衆衛生の分野においては、現在トコジラミの流入・繁殖が喫緊の課題であるという。トコジラミの被害は吸血による激しい痒みに留まらず、不眠症や精神障害などを引き起こす。また、経済的被害としては、高額な駆除費用や宿泊施設等における風評被害、完全駆除できるまでの営業機会損失、トコジラミの血糞による家具や屋内の汚損などが挙げられ、海外では数多くの訴訟問題となっている実例もある。
「トコジラミは早期発見が難しいうえ、繁殖スピードが極めて速く、近年は薬剤耐性のある個体や、現状使用できる薬剤が効きにくい熱帯性の種も日本国内に定着しつつあります」
訪日外国人が一層増加する2020東京オリンピック・パラリンピックに際し、海外から持ち込まれることが多いトコジラミが大繁殖すると、宿泊業界に甚大な経済損失をもたらす可能性がある。また、一般家庭にもトコジラミが侵入し、吸血被害にあう人の増加が懸念される。
「こうした害虫・害獣対策において、都市型昆虫学の研究が進んでいる欧米の研究者との交流を図り、一次情報としての知見を得るべく、国際展示会などに積極的に参加しネットワークを構築してきました」
8thCALの事業に直結する発見や示唆も多く、「かつて父親が創業初期にアメリカ視察をして事業を発展させてきたというストーリーとどこか重なる部分がある」と岡部氏は語る。
「私自身、武蔵野美術大学で照明デザインを専攻し都市計画にもたらす光の効果やデザインを学び、アメリカ留学時代には視覚的コミュニケーションに欠かせないグラフィックデザインを学びました。この事業構想大学院大学でも、たまたま大学の同窓生が何名かおり、実際に新規事業を手伝っていただく機会に恵まれました。この際にも、人に何かを伝えるときのデザインの力を再確信しました」
併せて、アート活動としての取り組みにも意欲的だ。
「例えばゴキブリは、その見た目や生態を多くの人が忌み嫌いますが、実は彼らのすべての種が死に絶えてしまうと森林が崩壊してしまうという貴重な存在なのです。そんな彼らを表現のモチーフに用い、『どんな命にもある美しい部分』を感じ興味を持ってもらうことで『ゴキブリの存在意義とは何か?』について考える機会になればと願うのです。こうした観点で、アーティストやデザイナーとの表現活動を展開していきたいと考えます」
最近では、大手企業とのパートナーシップも実現。「2019年3月、技術特許を保有する技術者と知り合い、8thCALのアイデアを話したところ協働がスタートしました。10月にはアメリカの害虫駆除の世界大会に初出展。12月には国内での展示会にて発表させていただきました。国内でも実際トコジラミの被害にあわれている施設様も多く、手ごたえを感じました」
今後も様々な事業者との連携を広げていきたいと岡部氏は語る。
「振り返れば、様々な連携の鍵となったのが、2年間の大学院生活でまとめた事業構想計画書でした。『計画書はゴールではない、仲間集めのツールなのだ』という岸波教授の言葉を噛み締め、これからも事業に邁進していきたいと思います」
神谷 富士雄(ルートート(ROOTOTE)代表取締役、事業構想大学院大学
東京校1期生(2012年度入学))
トートバッグを「より良い社会に変えていくMEDIAであり続ける」ものとして展開したい。自身と地域のルーツを深掘りして独自のブランディングを確立し、院生同士のシナジーも多数創出。今年には承継起業を経て、世界一のトートバッグ専門ブランドを目指して新たな展開を志す。
神谷氏の出身地である静岡県浜松市は機械製品や楽器などモノづくりが盛んな街。大学進学のため上京後、シェフを目指して学業の傍ら飲食業界の稀少なアルバイト経験を積むなど「修行」に励むも、大学卒業後は兄が創業したスーパープランニングに入社。
2011年、事業承継と事業構想の洗練を学べる社会人大学院が開学することを知る。大学院には、今後の事業展開や事業承継を意識し、2012年に1期生として入学した。2年間の修士課程を経て常務取締役に就任してからは、ブランディングマネージャーの立場として活動する。
神谷氏の家系は戦前まで造り酒屋を営んでおり、忍冬(=スイカズラ「金銀花」)の葉を使った忍冬酒(にんどうしゅ)を造っていた。忍冬酒は、永禄元年から昭和18年まで約400年造り続けられ徳川家康愛飲の薬膳酒として遠州地方に広く知られた。
創業者である兄がデザインオフィスを1978年に立ち上げて以来、ライフスタイルZAKKAメーカーとして年間1200の多様なアイテムを企画販売していたが、2000年ごろ、トートバッグだけに絞る決断をする。
2001年、トートバッグにカンガルーのお腹のようなサイドポケットを付属させ、「カンガルー」の語尾(ルー)だけを残して「ROOTOTE(ルートート)」というトートバッグブランドを命名。
立ち上げてからはトートバッグ専門ブランドとして「Fun Outing!(楽しいお出かけ)」をコンセプトに、オリジナル商品と数多の異業種とのコラボレーション展開し続けている。また、大学院生同士のコラボレーションも行われシナジーが生まれている。
ルートートには4つのファクターがある。ブランドの主成分といったところである。
誰もが手にしやすいリーズナブルな商品であること(経済性)、アーティストやデザイナーのインキュベーションサポート(文化性)、社会問題解決や環境を気遣うこと(社会性)、老若男女・ファッションの嗜好の広がりに対応していること(多様性)によってモノとコトを作り上げている。
ルートートは「世界一のトートバッグブランドになる」をビジョンとして掲げている。しかし、ごく普段使いの「只の手提げ袋」を、どのように競争の激しい市場(レッドオーシャン)の中でプロダクトとして顕在化させるのか。
在学時はこれまで展開してきたことについて、様々な観点から裏付けを行った。
ルートートが10の独自性を持っていること、主な購買層である女性の社会進出によって可処分所得が男性よりも増加していること、そもそも女性は衝動買いする気質をもったジェンダーであること、究極は、ヒトの身体が現在の基本構造を保つ限り、ルートートは普遍的に身近な道具であり続ける、と。そして、これからを見据えたミッション・ステイトメント「イノベーティブなクリエイションを基に独自にデザインされたモノやコトを創り出し、絶えずより良い社会に変えていくMEDIAであり続ける」を掲げた。
これがトートバッグとしての機能性を超えてメッセージを付加することにつながり、多様なシーンでの利用を促すインセンティブとなった。
このように,たとえコモディティアイテムでも、他と一線を画する独自性や、コラボレーション、文化性や社会性の要素をもったブランドとして仕立てれば成長できることを確信した。
創業40周年を経た翌年の2019年、新会社としてブランド名を社名に冠した「株式会社ルートート」を設立。「プロフィットとベネフィットを両立させた『世界一のトートバッグブランド』にする」をビジョンとして掲げる。
続く在学生や志望者に対しては、以下の3つをメッセージとして送りたい、と神谷氏は考える。
第一に、大学院に入学を志す時点からプロジェクトが始まっている。修了の要件である事業構想計画書の作成そのものが、直ちに新事業のシーズになる。その意味では、進学にむけた準備そのものが新しいアイデア創出にむけた構想プロセスの一環というわけだ。
第二に、インナーコミュニケーションの重要性。「ステークホルダーを親友・師・家族のようにリスペクトをもって接すること。親密な中にも敬意を持った関係性を築くことが、良いアイデアの発露につながりますし、良いプロダクトを共に創り上げていくうえでは不可欠です」
最後に、慌てず、胆を据えて自身でやりとげようという意識を持つ。
「トートバッグはアクセサリーでもあり、普段のライフスタイルの中で親しまれる『ファッション・コモディティ』でもあり、ともに心地よさを提供するプロダクトだと捉えています。これからも様々な社会課題やカルチャーシーンに即して使われる良質なプロダクトを生み出し続けていきたいです」(神谷氏)。
名 称 | 事業承継プログラム |
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対 象 | 自社事業の承継予定者、社内の非親族の承継予定者、社外の第三者承継予定者、事業承継後の経営者 |
受講期間 | 開催時期:2020年9月〜2021年2月 |
開講場所 | オンライン授業ならびに通学 |
通学拠点 | 東京・名古屋・大阪・福岡 原則、在宅または在勤での履修可能な「オンライン授業」 一部の授業は、本学校舎で実施する |
募集人数 | 20名(最少催行人数10名) |
選考方法 | 書類審査 面接試験を行う場合もあります。 1 願書 2志望書 3最終学歴の卒業証明書ならびに成績証明書 4出願料の納付証明 |
修了要件 | 10単位 |
法 人 名 | 学校法人先端教育機構 |
理 事 長 | 東 英弥 |
住 所 | 東京都港区南青山3-13-16 TEL 03-3478-8411/e-mail info@sentankyo.ac.jp |
設 置 校 | 事業構想大学院大学[東京(表参道)・名古屋・大阪・福岡] 社会構想大学院大学[東京(高田馬場)] |
科目種別 | 科目名 | 概 要 |
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導入 科目 |
事業承継構想論Ⅰ 承継経営者に求められる事業構想力 |
事業承継時における事業構想の重要性を理解する。事業構想策定における要諦である「事業構想サイクル」の基本概念と手法を修得する。 |
基幹 科目 |
事業承継構想論Ⅱ 自社の経営史的棚卸と追体験 |
創業者や先代経営者の追体験をしながら意識化することで、スキルとマインドの両面で構造的な理解をし、理論的に習得する。 |
事業承継構想論Ⅲ同族企業の存続と革新 | 事業承継事例を調査、分析した研究成果を元に、頻発する課題やその解決策をスキル・マインドの両面から習得する。 | |
事業承継構想論Ⅳ承継後の成長戦略の考え方 | 現在および将来の市場環境と照合し、既存事業をどのように変革、維持し、新規事業をどのように構想、実現するかを習得する。 | |
事業構想事例研究Ⅰ〜Ⅳ事業構想スピーチ | 経営資源を見出し、構想を考えていくためのヒントを、各業界・分野の第一線で活躍する多彩な人物の経験や論理から得る。 |
*科目内容は変更になる場合があります。
講義は平日夜間を中心に、一部土曜日も行います。夜間で講義に参加いただくことで、事業・経営との両立を行いやすくしております。
1限 | 2限 | 3限 | 4限 | 5限 | 6限 | |
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時間 | 10:30〜 12:00 |
13:00〜 14:30 |
14:40〜 16:10 |
16:20〜 17:50 |
18:30〜 20:00 |
20:10〜 21:40 |
講義は平日夜間(18:30~21:40)と土曜日昼間(10:30~17:50)に開講していますので、事業経営をしながら、承継者の方が通学しやすい時間帯となっております。
9月と4月の年2回を予定しています。
文部科学省の履修証明プログラム、修了証が発行されます。
事業承継に特化したカリキュラムが特徴です。
ただし、終了後、事業構想大学院大学の修士課程(事業構想研究科)に転入することが可能です。
授業に参加してディスカッションやグループワークに参加いただくことが原則ですが、欠席された方のために、演習以外のほとんどの授業科目を動画収録しています。翌日以降にストリーミングでご覧いただけます。
事業承継者は全国にいらっしゃることから、オンラインの授業をベースにしております。
一部スクーリングがありますが、基本的にはオンラインでご受講いただけます。