院生紹介
豊富な知見と実務経験を有する社会人院生たち。
社会の一翼を担う事業を創出する人材を、多数輩出している事業構想大学院大学。
幅広いフィールドにて事業構想を実践しつづけている、院生の活躍を紹介します。
小島恵子
名古屋校15期[2026年度入学]
積水ハウス株式会社
名古屋西シャーメゾン支店 管理課
やりたい気持ちには、賞味期限がある。
■ 現在のお仕事について
積水ハウスで勤務しており、入社して20年弱になります。技術系の仕事を担当していて、これまで設計業務に携わってきました。現在は自社工場と現場をつなぐ役割として、必要な部材をいつ現場へ納入するかなど、社内外の連携を図る業務を担当しています。また、子どもが2人おり、仕事・育児・大学院という3本立ての生活を送っています。
■進学を決めたきっかけ
きっかけは、今後の少子化による社会や業界の変化を考えたことでした。会社もこれから大きな変化を迎える中で、与えられた仕事をこなすだけではなく、自ら行動し、新しい価値を生み出せる人材になりたいと思うようになりました。
ちょうどその頃、会社に高度学習支援制度があることを知りました。さらに職場の先輩がすでに事業構想大学院大学に通っていて、生き生きと学んでいる姿を見たことが大きな後押しになりました。「自分も行動する側に行きたい」と強く感じたのが進学の決め手です。
子育てとの両立には迷いもありましたが、「やりたい気持ちにも賞味期限がある」と思い、思い切って挑戦することにしました。
■ 事業構想大学院大学の選択
一番大きかったのは、先輩の姿でした。ただ、それだけではなく、カリキュラムを見た時に「事業構想」というテーマの懐の深さに魅力を感じました。
私はもともと事業開発の経験が豊富なわけではないので、実務経験がなくても一歩ずつ学びながら進められそうだという安心感がありました。説明会や事前相談でも親身に対応していただき、不安なく挑戦できる環境だと感じました。
■ 実際に入学してみて
想像以上に刺激的です。自分で選択した授業を受けていますが、それぞれの授業が独立しているのではなく、根底でつながっていることを日々感じています。
ある授業で学んだことが別の授業につながり、さらに自分の考えを発展させることができます。仕事で課題に向き合う際も、物事の捉え方が変わってきていることを実感しています。
また、同期や先輩との対話もとても刺激的です。自分の考えを投げかけると、それがどんどん発展していく。安心して発言できる環境があり、本当に充実しています。
■ 特に印象に残っている授業
私は「リベラルアーツ」の授業が大好きです。哲学や宗教観が現代社会とどう結びついているのかを学ぶ内容で、自分の事業構想とも結び付けながら考えています。
例えば以前なら、テレビ番組で紹介される華やかな社交界デビューの世界を見ても表面的な部分しか見ていなかったと思います。しかし授業を通して、その背景にある宗教観や文化的な価値観、社会の仕組みに目が向くようになりました。
そうした経験を通じて、社会は法律や制度だけでは説明できない多様な価値観の上に成り立っていることを実感しています。入学してまだ3か月ですが、社会を見る視点は大きく変わったと思います。
■新たな発見
もともと「100分de名著」のような番組が好きで、本もよく読んでいました。ただ、それらが自分の中で一本の線につながっているとは思っていませんでした。
大学院でリベラルアーツを体系的に学んだことで、「自分はこういう分野に興味があったんだ」と気付くことができました。これまで点だったものが線になったような感覚があり、自分の中で腑に落ちた感覚があります。
■仕事・育児・大学院の両立
正直なところ、綱渡りです(笑)。ただ、家族や実家のサポートを受けながら、会社にも大学院のスケジュールを共有し、時間管理を徹底しています。
また、自分の体力を把握して無理をしないことも意識しています。オンライン受講へ切り替えられる仕組みも非常に助かっています。状況によって登校とオンラインを使い分けることで、子どもとの時間も確保できています。
■同じように仕事や子育てと両立を考えている方へ
私自身も、来年は長男の高校受験と事業構想研究が重なる予定で、決して余裕がある状況ではありません。
それでも思うのは、「やりたい」という気持ちには賞味期限があるということです。やらない理由はいくらでも見つかりますが、やりたい気持ちがあるなら、実現する方法を考えた方がいいと思います。実際に始めてみると、自分が思っていた以上に調整できる方法はあります。
また、その過程で家族や職場との連携も深まります。挑戦することで自分の視野も広がりますし、周囲にも良い影響があると感じています。
■ 入学を検討している方へのメッセージ
「気になるな」と思った時点で、すでに自分の中に興味の種があるのだと思います。私自身、入学してみて初めて「自分が本当に学びたかったことはこれだったんだ」と少しずつ見えてきました。
まだすべてが見えているわけではありませんが、日々ワクワクしながら学ぶことができています。この感覚は実際に飛び込んでみないと得られないものです。
仕事や育児に追われる日々の中でも、自分自身のための時間を持つことは将来的に家族や職場にも良い影響を与えると思います。興味がある方は、ぜひ挑戦してみてほしいです。