院生紹介

豊富な知見と
実務経験を有する社会人院生たち。

院生紹介

社会の一翼を担う事業を創出する人材を、多数輩出している事業構想大学院大学。
幅広いフィールドにて事業構想を実践しつづけている、院生の活躍を紹介します。

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足立宗之
名古屋校15期[2026年度入学]
医療機器メーカー 研究開発職

「同じ視座」で語り合える仲間を求めて。50代から描く新たな事業構想

■ 現在のお仕事について教えてください。


愛知県内の中堅医療機器メーカーで研究部門に所属しています。入社して30年ほどで、これまで一貫して光やレーザーの研究に携わってきました。

現在はそうした基礎研究にも関わりながら、どちらかというと新規事業の立ち上げの比重が大きくなっています。研究部門ではありますが、次の事業の柱をつくるための研究という位置づけなので、自然と新規事業にも関わる形になっています。

 

■ 大学院に来られたきっかけは何ですか?


直接的なきっかけは、上司や社内研修の先生がこちらの修了生で、紹介していただいたことです。

ただ、それ以上に大きかったのは、50歳を超えて自分の今後を改めて考えたことですね。このまま同じ会社で定年まで過ごしていいのか、60歳を過ぎた後にどうするのか、そういった不安や疑問がありました。

また、会社の中だけで仕事をしていると、どうしても議論の視点が限られてしまうと感じていて、同じレベル感・同じ視座で議論できる人との出会いを求めた、というのも大きな理由です。実際に上司や先生と話しているときに感じる「気づき」や「刺激」を、もっと広げたいと思いました。

 

■ なぜ他ではなく本学を選ばれたのですか?


以前、会社の派遣で短期のビジネススクールに通ったことがありますが、そこではどちらかというと知識やテクニック中心の内容が多く、自分が求めているものとは少し違うと感じていました。

一方で、こちらは「どう考えるか」「どんな視点で物事を見るか」といった、本質的な思考に踏み込んでいる印象がありました。事業構想というテーマも、自分のこれまでの経験と親和性が高く、「ここなら今までとは違う学びが得られそうだ」と感じて選びました。

 

■ 入学してみての率直な感想を教えてください。


率直に言って、期待通りで「入ってよかった」というのが一番の感想です。授業の内容や雰囲気も含めて、想像していた通りで、非常に面白く学べています。

もちろん、先生ごとに授業のスタイルも違いますし、自分に合う・合わないと感じる部分はあります。ただ、合わないと感じるものでも、それをどう活かせるかを考えるようになっていて、そのプロセス自体が学びになっています。

 

■ 特に印象に残っている授業はありますか?


「クリエイティブシンキング」の授業が特に印象に残っています。

自分はもともと物理系のバックグラウンドで、物事を体系的に捉えるのは得意な方だと思っていましたが、実際にはまだ浅い部分も多かったと気づかされました。

この授業では、思考のプロセスをより深く掘り下げていく方法を学べていて、「こういうふうに考えればいいのか」という気づきが非常に多いです。会社に戻ってからも、その考え方を使って物事を整理したり、メンバーに説明したりしています。

 

■ 仕事との両立はどのようにされていますか?


裁量労働制のため、時間の使い方は比較的自由度があります。授業がある日は早めに仕事を切り上げたり、翌日は少し遅めに出勤するなど、自分でリズムを調整しています。

また、オンライン授業も活用しているので、移動の負担も少なく、無理なく続けられています。研究部門ということもあり、働き方自体が比較的柔軟なのも助かっています。

 

院生同士の交流についてはいかがですか?


入学の大きな目的の一つが「同じ方向性で考えられる人との出会い」だったので、その点については非常に満足しています。

名古屋校は規模がコンパクトで距離が近い分、関係性も密で、しっかり交流ができています。同世代の方も思っていたより多く、年齢に関係なく刺激を受けながら学べる環境だと感じています。

 

■ 現在考えている事業構想について教えてください。


ここ数年、自治体や地域企業と関わる中で、地域産業がこのままだと衰退してしまうのではないかという危機感を持つようになりました。もともと地元への思いも強いので、そこに貢献できることをやりたいと考えています。

その中で重要だと感じているのが、人材育成です。単に企業を支援するだけではなく、新しい事業を生み出せる人材や、挑戦する若い世代が増えないと根本的な解決にはならないと考えています。

若い人がチャレンジできる環境や、事業を生み出す人材を育てる仕組みをつくるような取り組みを、今後形にしていきたいと思っています。

 

■ 入学してよかったと感じる点はどこですか?


入学前は、仕事との両立や費用に見合う成果が得られるかという不安がありましたが、その不安はすべて解消されました。

自分への投資として十分に価値があると感じていますし、授業だけでなく、先生や院生とのつながりも含めて得られるものは非常に大きいです。

最終的には自分がどこまで活かせるかですが、それに見合うだけの環境は整っていると感じています。

 

■ 入学を検討している方へのメッセージをお願いします。

不安を感じるのは当然だと思いますが、実際に入ってみると「もっと早く来ればよかった」と思うくらい良い環境です。

自分次第でいくらでもリターンを得られますし、そのための機会や出会いはしっかり用意されています。不安がある方こそ、一歩踏み出してみる価値は大きいと思います。

 

■ 同世代(50代)の方へメッセージをお願いします。


50代は決して遅くないと思っています。あと20年あると考えると、まだ十分にチャレンジできる時間があります。

将来に不安を抱えたまま過ごすのではなく、このタイミングで一度立ち止まって、自分のキャリアを見直して動いてみることが大切だと思います。私自身も実際に動いてみて、本当によかったと感じています。