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「ROOTOTE ルートート」のブランディング構想~グローバライズとローカライズ 利益と便益 をともにもたらす世界一のトートバッグブランドへ~

 

テーマは「ROOTOTE ルートートのブランディング構想」― グローバライズとローカライズ、利益と便益をともにもたらす世界一のトートバッグブランドへ―です。トートバッグの起源は、軍隊の野営時に水や氷を運ぶ道具、手提げ型の袋であると言われています。現代も、ものを運ぶ道具としてトートバッグの本質はそのままに、性別や年齢を問わず、世界中で使われるファッションコモディティプロダクトであると定義し、構想を始めました。

在学中は、手本となる3つの先達のブランドを研究し、多くの共通項を見出しました。持つ人の利便性を高める絶対的な機能や、持つ人のアイデンティティが形成されるデザインやメッセージが付加されることで、十分に事業は展開・継続できるものだということです。さらには、これからのブランディングに欠かせない属性として、ROOTOTE 自体を社会の役に立つプロダクトとしてメディア化させ、また、さまざまなメディアでこのコンセプトをつたえる研究を行いました。

日本のトートバッグブランドとして、求められる絶対的な機能やデザインを開発し、日本のみならず、海外でも共有できる利用価値(グローバライズ)と、現地ならではの価値(ローカライズ)をアレンジして世界展開を推進する具体的な戦略と計画を立てることができました。

 

卒業後の活動
実務と並行して、大学院で学んだ2年間、たくさんの気づきを得ることができました。これまでは実務で陥りがちな偏った考えによる判断と実践で、事業で必要な知識や情報の不足をほとんど行えませんでした。入学後、事業を興し継続するために必要な授業をその分野の第一人者である教授陣から学んだことは、修了後も広い視座を持つ礎になっていると思います。

また、私の関わる事業が少しずつではありますが着実に進展しております。専任教授や実務でご活躍のゲスト講師の授業から学んだこと、さらにはゼミで事業構想を深堀りできたことと、指導教授から受けた専門的アドバイスが現在の事業に生かされています。

そして、一緒に学んだ院生とのつながりも、自分自身にとってはかけがえのない「宝もの」になっています。色々な業界で活躍している様々な立場の院生が集まっているのですが、実務が異なっても志が一緒であることから、修了後も公私ともに交流を続けています。本当に居心地が良いのです。また、修了生や院生からコラボレーションのお声かけをいただいたりしています。この大学院は2年間で学ぶことも大切ですが、修了後の広いつながりが、今後の事業に活かせるのではと期待しています。

神谷 富士雄

神谷 富士雄

(かみや ふじお)
株式会社スーパープランニング常務取締役
東京1期(2014年修了)