コロナ禍における価値観の変化や、ロシアのウクライナ進行に伴うサプライチェーンへの再編、急速なデジタル技術の進展による価値創出プロセスの革新など、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。これまで多くの企業は、社会の変化に都度対応し、改善を積み重ねていくことで事業成長を重ねてきました。しかし不確実性の高いVUCAの時代だからこそ、企業は未来からバックキャスティングで企業のあるべき姿を考え、そこから逆算して戦略を考えていくことが重要なのではないでしょうか。

そのためには、今後の社会変化を見極めながら、既存の価値創出プロセスの革新と新規事業の創出を実践するとともに、次世代を担うコアとなる人材を育成していくことが重要です。

本セミナーでは、水処理エンジニアリングのトップシェア企業であるオルガノ株式会社取締役執行役員 経営統括本部長の本多哲之様をお招きし、オルガノが目指す長期ビジョン「ORGANO2030」を策定の背景と、長期視点での新価値創出、人材育成の取り組みについて、ご講演をいただきます。

またオルガノでは、2021年に策定された長期経営計画の中で、どのように10年後のチャンスとリスクを見極めているのか。そして、デジタルを活かした新価値創出の仕組みづくりと人材育成の取り組みについて、深掘りをしていきます。

事業構想研究所副所長。パナソニック株式会社にて、30年間一貫してソリューション事業を推進。放送のデジタル化に伴い、EPG、データ放送、CASのシステム開発プロジェクトを責任者として推進した後、放送局向けシステム事業責任者として事業を牽引。2008年に米国システム系販売会社副社長、2010年にセキュリティビジネスの新規事業推進センター所長を歴任し、プロジェクト型のビジネスリーダーとしても豊富な経験を持つ。2012年より社内の人材開発組織である人材開発カンパニーにて、新規事業創出のビジネススクールを企画、開発し、主任講師として、多くの社内イノベーション人材を育成。2019年9月より現職にて、大手企業等のプロジェクト研究を担当。