国内にいる 34 万人の大学・研発機関の研究者。自然科学、工学、人文社会学、社会科学等に分かれた各分野が日々生み出す成果は、その多くが社会に伝わらず、実装されることなくアカデミアの世界に閉じて消えています。一方で、解決が望まれる地球規模課題には科学的知見が欠かせません。この分断がもたらす社会的損失が毎日蓄積し続けています。

企業にとっても、2030 年･2050 年を見据えたサステナブルな経営を進めていくためには、自社の経営資源だけでなく、今後の社会課題を解決しうる技術をかけあわせ、新たな事業を構想していくことが重要です。特に可能性を求めて研究を深めている研究者の研究知は、企業側にとって予想外の新たな可能性を秘めており、新たな事業構想に繋がる可能性があります。また、その研究知を活かすために社員の構想力が必要ではないでしょうか。

このような課題をお持ちの方に役立つイベントです。
１．自社の研究者の幹部人材育成を検討されている方
２．研究知の社会実装を推進したい方
３．最先端の研究知を有する研究者とオープンイノベーションを推進したい方

本セミナーでは、最先端の研究知をどのように自社の構想へ活かし、実装まで進めていくか、学術とビジネスをつなぐコーディネーターの講演を通じ、企業のイノベーションを起こすヒントと、研究科発部門における人材育成について探って参ります。

事業構想研究所 副所長・教授。パナソニック株式会社にて、30年間一貫してソリューション事業を担当。放送のデジタル化に伴い、EPG、データ放送、CASのシステム開発プロジェクトを責任者として推進した後、放送局向けシステム事業責任者として事業を牽引。2008年に米国システム系販売会社副社長、2010年にセキュリティビジネスの新規事業推進センター所長を歴任し、プロジェクト型のビジネスリーダーとしても豊富な経験。2012年より本社の人材開発組織にて、新規事業創出のビジネススクールを企画、開発、主任講師を担当。2019年9月より現職にて、製造業・IT系等の大手企業のプロジェクト研究を担当。12年間で900人を超えるの企業内イノベーターを育成。