※開催終了しました。
フォーラム イベント オンライン 2021年11月17日(水)開催終了
GIGAスクールフォーラム 端末配備完了後の課題と学習環境整備
GIGAスクール構想により、多くの初等中等教育機関でハード(端末・設備)整備が完了しています。しかし、通信インフラ整備やセキュリティ対策、教育支援ツールの利活用など、課題は山積しています。
本ウェビナーでは、文科省による解説ならびに企業の先進事例の発表により、ハード整備後のソフト(教材・人材)や通信環境・セキュリティの対策、高等学校の学習環境整備や学びの質の向上について教育機関の皆さまにお伝えいたします。
開催概要
日時 :2021年11月17日(水)13:00~16:15
対象 :小学校/中学校/高等学校の教職員、教育委員会
主催 :学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 月刊先端教育
参加費 :無料(事前申込必須)
視聴形式:リアルタイムオンライン視聴 / アーカイブ視聴
視聴方法:開催3日前と当日の朝に、接続先のURLをメールで送付いたします。
アーカイブ公開期間:12月末まで
参加方法の詳細 |
参加方法は下記のうちいずれかになります。 ●オンライン参加(Zoom) 3日前と当日の朝9:00に、接続先のURLをメールで送付いたします。 スマホやタブレットの方はZoomアプリのダウンロードをお願いいたします。 ご用意がない場合、「リンクが無効」という表示が出てしまいます。 ●アーカイブ視聴 公開期間は12月末までを予定しております。 動画アップロードの際に改めてご連絡差し上げます。 |
【お問い合わせ】
学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 月刊事業構想 ウェビナー事務局
Tel: 03-6278-9031 (10:00~17:00)
Mail:webinar-inquiry@sentankyo.ac.jp
プログラム
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13:00~13:30
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「GIGAスクール構想 端末整備後に現場で必要な事とは~通信環境やデジタル教材・人材育成に向けた重点ポイント~」
株式会社EdLog 代表取締役社長 中川 哲 氏
(文部科学省 初等中等教育局 視学委員 GIGAスクール戦略担当)
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13:35~14:00
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「これだけは知っておきたい!ICT教育でよくあるインフラ&セキュリティの課題とは?」
ソニービズネットワークス株式会社 マーケティング本部 マーケティング部 ネットワーク課 佐々木 美桜 氏
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14:05~14:25
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「「1人1台端末」活用の最前線~港区のCBT導入実例~」
スプリックス基礎学力研究所 所長 梅田 修平 氏
港区教育委員会事務局 教育指導担当課長 篠﨑 玲子 氏
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14:30~14:55
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「高等学校における教育の質向上に向けた文部科学省の取組み~学校・地域を超えた新しい時代の教育の在り方~」
文部科学省 初等中等教育局 修学支援・教材課長 安彦 広斉 氏
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15:00~15:25
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「ビデオコミュニケーションで加速する、ニューノーマル時代の教育のあり方」
ZVC Japan 株式会社(Zoom) 公共・文教営業部 島方 敏 氏
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15:30~16:15
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「自治体のICT活用の現状と今後の方向性」
カシオ計算機株式会社 教育BU 関数戦略部 ICTビジネス開発室 室長 上嶋 宏 氏
神奈川県教育委員会 指導部 高校教育課 指導主事 橋本雅史 氏
事業構想大学院大学 教授 渡邊 信彦
登壇者・講演テーマ
GIGAスクール構想 端末整備後に現場で必要な事とは
~通信環境やデジタル教材・人材育成に向けた重点ポイント~
本講演では、GIGAスクール構想により2021年度に多くの小中学校で端末の整備が完了するなか、今後の教材や人材などソフト面の活用にあたり想定される課題や課題克服への対応策について、GIGAスクール構想の稼働状況をもとに解説します。

中川 哲 氏
(なかがわ さとし)
株式会社EdLog 代表取締役社長
(文部科学省 初等中等教育局 視学委員 GIGAスクール戦略担当)
国内ITソフトハウスを経て、1997年にマイクロソフト株式会社(現 日本マイクロソフト株式会社)へ入社。業務執行役員としてWindows等の主力製品の出荷を担当し、2011年より教育機関担当の業務執行役員 本部長等を務める。2017年に日本マイクロソフト株式会社を退社。株式会社EdLogを設立するとともに、文部科学省へ入省し、初等中等教育局 プログラミング教育戦略マネージャーとして活動し、2020年12月より初等中等教育局 視学委員として、GIGAスクール構想をはじめとする教育の情報化を担当。
これだけは知っておきたい!
ICT教育でよくあるインフラ&セキュリティの課題とは?
「1人1台端末」の整備に加え、文部科学省からはクラウドサービスを「1人1ID」利用することが求められています。クラウドサービスはたしかに便利ですが、学習ツールやデータがすべてインターネット上に存在する以上「通信が途切れて、授業を中断せざるを得なくなった」「ボタンの押し間違いで、生徒の学習データがすべて流出してしまった」…といった事態も起こりかねません。
本講演では、今後のクラウド活用に備えてこれだけは知っておきたい!というネットワークインフラのポイントに加えて文部科学省より公表されている「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」から見る、セキュリティ対策のポイントを詳しく解説します。

佐々木 美桜 氏
(ささき みお)
ソニービズネットワークス株式会社
マーケティング本部 マーケティング部 ネットワーク課
IT系ベンチャー企業にて、営業職を通じて顧客課題の解決に取り組んだ経験を活かし、2019年1月にソニービズネットワークス株式会社に入社。現在はエバンジェリストとして外部向けセミナー講師を担当し、「NURO Biz」の認知拡大、および「NURO Biz」を活用した次世代のソリューション提案に従事している。
「1人1台端末」活用の最前線~港区のCBT導入実例~
1人1台端末の実現を背景に、CBTが学校における新しいテストとなる環境が整いました。港区教育委員会では、スプリックスが開発する「CBTパッケージ」をいち早く導入しています。すべての土台となる「基礎学力」や主要教科に加え、プログラミングをも含む「CBTパッケージ」のご案内、そして導入の実例をご紹介いたします。
CBTの活用が、児童・生徒の学習方法を、教員の指導力・働き方を、大きく変革します。

梅田 修平 氏
(うめだ しゅうへい)
スプリックス基礎学力研究所 所長
早稲田大学理工学部卒。日経大手事業会社を退職後、米国にてMBAを修了。外資系金融会社を経て、2013年にスプリックスへ参画。子どもの学力を正しく評価し、着実に定着させることを目的とするスプリックス基礎学力研究所の所長を務める。

篠﨑 玲子 氏
(しのざき れいこ)
港区教育委員会事務局 教育指導担当課長
埼玉大学教育学部卒。卒業後、品川区立小学校に教諭として着任。江戸川区立小学校での勤務を経て、平成23年4月から港区教育委員会に指導主事として勤務。平成28年4月から統括指導主事、令和2年4月から教育指導担当課長に着任し、現在に至る。
高等学校における教育の質向上に向けた文部科学省の取組み
~学校・地域を超えた新しい時代の教育の在り方~
「新時代に対応した高等学校改革推進事業」「COREハイスクール・ネットワーク構想」をはじめ高等学校の学習環境整備や学びの質の向上に資する文部科学省の支援内容、教育機関に置ける先進的な実践内容について解説・紹介いたします。

安彦 広斉 氏
(あびこ こうせい)
文部科学省 初等中等教育局 修学支援・教材課長
1968年山形県鮭川村生まれ。1995年文部省採用、初等中等教育局、高等教育局、総合教育政策局にて主に教育の情報化と教員政策に関する業務に従事。2019年からは高等学校改革推進室長としてグローバルな社会課題や地域の課題解決に向けたカリキュラム開発等のリーディングプロジェクトを担当、本年10月より現職。
ビデオコミュニケーションで加速する、ニューノーマル時代の教育のあり方
昨年来社会基盤となりつつあるビデオコミュニケーション。昨年は遠隔授業のツールとして普及が一気に進みましたが、今年に入り遠隔授業以外での価値が見出され、全く新しいシーンでの利用も見受けられます。またかつては実地、対面が常識とされていた領域も、別の価値が見出され、新しい基準へと変化しています。
ニューノーマルと呼ばれる時代の教育における新しい流れを、事例を踏まえZoomの視点で紹介します。

島方 敏 氏
(しまかた さとし)
ZVC Japan 株式会社(Zoom) 公共・文教営業部
ビデオコミュニケーションの市場戦略を担当する ZVC Japan(Zoom)の営業部長。公共・文教市場の Zoom 利用の促進、チームの育成に取り組む。また、クラウドビジネスのスペシャリストとして、過去 16 年間お客様のコミュニケーション変革に携わり、WebEx、Zoom では日本市場での立ち上げにも関わる。
自治体のICT活用の現状と今後の方向性
GIGAスクール1人1台端末整備の現状や課題を神奈川県教育委員会高校教育課の橋本指導主事よりご説明し、カシオより学習支援ツール「ClassPad.net」をご案内し、ソフトメーカーが自治体の端末整備後のICT活用をどのように支援出来るか意見交換します。

上嶋 宏 氏
(うえじま ひろし)
カシオ計算機株式会社 教育BU 関数戦略部 ICTビジネス開発室 室長
2005年カシオ計算機入社。入社以来 教育事業に従事。2020年6月より現職。関数電卓・電子辞書を中心に、世界各国の教育事情に応じた教育ツールの商品企画・活用提案に従事

橋本雅史 氏
(はしもと まさし)
神奈川県教育委員会 指導部 高校教育課 指導主事
H.12 神奈川県立湯河原高等学校 教諭【数学科、情報科(免許講習)】
H.18 神奈川県教育委員会教育局指導部高校教育課
通信制新タイプ校開設準備担当 主事
教務関係の準備(校務支援システム)とE-Learningシステム開発
H.19 神奈川県立横浜修悠館高等学校(通信制単独校)教諭
H.23 神奈川県立総合教育センター 教育事業部 教育課題研究課 指導主事
教員研修、所内ネットワーク・機器の運用管理、授業映像の撮影・編集・配信
H.26 神奈川県立平塚中等教育学校 教諭【数学科、情報科】
H.27~現職~
神奈川県教育委員会 教育局指導部 高校教育課 指導主事 7年目
主に【情報教育】【教科 情報】について担当

渡邊 信彦 氏
(わたなべ のぶひこ)
事業構想大学院大学 教授
大手SIerにて金融機関のデジタル戦略を担当、2006年執行役員、2011年オープンイノベーション研究所所長を歴任。その後、起業イグジットを経て、 Psychic VR Labの設立に参画。2017年2月取締役 COO。2015年度より事業構想大学院大学の教員を務めるほか、各地の地域創生プロジェクトにも参画。 事業構想研究所:各プロジェクト研究担当